農業の多面的機能が1999年の「食料・農業・農村基本法」に明示されて以降、地球環境問題や人口減少問題の深刻化、また食料安全保障環境の変化など農業農村の持つ多面的な役割の重要性は増加しています。他産業にない水準の農業支援政策をとっている根源的な理由は、農業の多面的機能の存在にあると考えます。
しかしながら、一方で、農業の多面的機能の概念は必ずしも広く共有されているとは言い難く、「ナラティブ」(物語)としての力を十分に発揮できていません。そこで、あらためて、農業の多面的機能が農政の中で持つ意味合いを踏まえたうえで、その延長線上での農村振興政策を皆さんと考えてみたいと思います。
演題 | ナラティブとしての『多面的機能』は絶滅危惧種か? 農業農村の価値が多様化する中であらためて多面的機能を考える |
講師 | 総合地球環境学研究所 研究部特任教授 荘林 幹太郎(しょうばやし みきたろう)氏 |
日時 | 令和6年10月1日(火)午後2時~4時 |
場所 | TKP新橋カンファレンスセンター ホール16A(入場無料) (東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 幸ビルディング16階) 地下鉄都営三田線内幸町駅A5出口 徒歩1分 JR新橋駅 日比谷口 徒歩7分 東京メトロ 霞ケ関駅 C4出口 徒歩8分 *オンライン方式も並行配信します(定員: 対面70名、オンライン500名) |
主催 | 公益社団法人 大日本農会,一般財団法人 農林水産奨励会 |
○ 1957年兵庫県出身 東京大学大学院修士課程修了 東京大学博士(農学)
○ 専門は農業政策、農業貿易と環境、農業環境・資源政策論
○ 農林水産省入省後、米国ジョンホプキンス大学留学、世界銀行、OECD食料農業水産局、滋賀県農政水産部技監を経て、
○ 2007年より2023年3月まで学習院女子大学教授
(2017年から副学長)
○ 現在は総合地球環境学研究所プログラムディレクターとして「土地利用の根源的な革新による地球環境問題解決に向けた知の集約プログラム」を担当
○ 著書「農業直接支払いの概念と政策設計」「世界の農業環境政策―先進諸国の実態と分析枠組みの提案」「日本の農業環境政策―持続的な美しい農業・農村を目指して」(共著・農林統計協会)他
公益社団法人 大日本農会
TEL 03-3584-6739 FAX 03-3528-8140
E-mail: kouenkai@dainihon-noukai.jp
氏名,所属先,電話番号をご連絡下さい。
※ オンライン参加の申し込みは9月30日(月)12時(正午) R6-秋期中央農事講演会リーフレット
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