近年、肉用牛等における需要に応じた生産の取組が進められてきたところ、養豚や養鶏での大規模・集約化の進展等により、畜産の産出額は平成2(1990)年の3.1兆円から令和3(2021)年には3.4兆円と過去最高となり、農業総産出額に占める割合は27.2%から38.5%へと拡大しています。また、国産畜産物は訪日外国人客にも支持され、インバウンド消費されるだけでなく、国産の牛肉、乳製品、鶏卵などは、農林水産物の輸出拡大をけん引しています。
一方、畜産物の輸出入に密接に関係する口蹄疫、アフリカ豚熱、鳥インフルエンザ等の越境性動物感染症の発生は、東アジアでは依然活発です。また、国内に常在する慢性疾病の発生は、一経営体当たりの飼育規模が拡大してきた中では、生産性の低下を招くこととなり、畜産物の輸出戦略においても大きな課題となっています。我が国の家畜衛生施策は、輸出促進に踏み出したことで大きな転機を迎え、国際基準に整合するよう国内防疫と国際防疫の調和が求められるようになりました。
今回の農業懇話会では、農林水産省の熊谷法夫氏をお招きして、平成以降の家畜感染症との闘いを振り返るとともに、家畜衛生の向上が畜産業の成長にどのような役割を果たしてきたのかについて伺います。
演題 | 畜産業の成長と家畜感染症との闘い ~畜産業の未来にエールを送る~ |
講師 | 農林水産省大臣官房審議官(兼消費・安全局兼輸出・国際局) 熊谷 法夫(くまがい のりお)氏 |
日時 | 令和6年1月19日(金)午後2時~4時 |
場所 | TKP新橋カンファレンスセンター カンファレンスルーム13B (入場無料) (東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 幸ビルディング13階) 地下鉄都営三田線内幸町駅A5出口 徒歩1分 JR新橋駅 日比谷口 徒歩7分 東京メトロ 霞ケ関駅 C4出口 徒歩8分 *オンライン方式でも並行して配信します(定員: 対面50名、オンライン500名) |
主催 | 公益社団法人 大日本農会,一般財団法人 農林水産奨励会 |
公益社団法人 大日本農会
TEL 03-3584-6739 FAX 03-3528-8140
E-mail: kouenkai@dainihon-noukai.jp
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※ オンライン申込締め切り:1月18日(木)正午
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